何事も紙一重で外してしまう透君。
素也君と圭司君が朝食をとっていたので、一緒に食べようと席についたら、ちょうど二人とも食べ終わってしまいました。
結局今日も一人で朝食をとるはめに。
と思ったら、海斗君が一緒に食べにきてくれました。よかったね。
あ、お皿下げなくていいから。
そんなの食堂のおばちゃんに任せといていいから。
きれい好きな透君。
そんな彼。実は掃除の達人です。それで奨学金も貰ったほどですから。
水槽の掃除だって、手際よくこなします。その手際に素也君も見惚れてますよ。
でもせめて、袖はまくろうよ……。
「あ、ママ? 私は元気でやってるわよ。でも透ったら全然地味で私も心配なの!」
パソコン室で電話する麻美ちゃん。
「ほーら。餌だぞー」
姉の心配をよそに透君。朝の和みの時間です。
そしてみんなでお勉強。
リディアちゃんにレポートを書かせ、教授を口説きまくっていた弘君。
なんと誰よりも先に、成績ゲージを満タンにするという快挙。
暇な彼は、暇な時間を持て余し、サイモン君に掃除の指示。
(暇なら自分でやれよ……)
サイモン君。図体でかい割りに気が小さいです。
「あー。掃除頼んだらまた暇になっちまったよー」
弘君、目がうつろです。
この子、しょっちゅうこんな目をしていますが大丈夫なんでしょうか。
聡君は談話室の暖炉の前にいました。
チャッカマンで点火。
火がつきました。
火をつついてみます。
「あったけー」
火の照り返しがきれいですねー。
弘君が暇だ暇だとうるさいので、みんなで遊びに行くことにしました。
行き先は音楽堂です。
実は、請求書の金額が払えないので、小遣い稼ぎの目的があったりします。
音楽堂といったらこの三つ子です。
さっそくセッション開始。
実は海斗君も創作レベルが高いんですが、残念ながらピアノがありませんでした。
残りのみんなは音楽にあわせて踊ります。
って透君。ここでもあなた一人で踊るのね。
素也君と麻美ちゃんが踊ってますが、麻美ちゃん、その顔はいったい。
素也君ははにかんで嬉しそうだというのに。
聡君。無表情でギターを後ろ手に弾いてます……。
ロックなんだからさ、もっとこう……盛り上がろうよ。
相変わらずクールですな。
おっと、こっちはかなりノッてますね。
中を舞うスティック。弘君もこの時ばかりは生き生きした目をしてます。
三つ子の演奏のおかげで、1100も儲かりました。これで請求書の支払いができます!
演奏のあとは若者らしく、みんなで語り合ってみました。
が、どうしてそんな狭いところで語り合うか。
そして、空腹を訴える圭司君でした。
さて、音楽堂から寮に帰ってきたら、弘君に掃除を指示されたサイモン君が一生懸命トイレ掃除をしていました。
ご苦労さん。
さて聡君と弘君は……。
「おまえ彼女ができたんだってー」
弘君ロマンス願望なのに、聡君にファーストキスを越されましたよ。
「しかも、女子大生三人だけで住んでるとこの子だろー。お前の彼女はカンベンしてやるからさ、他の子紹介しろよ。どんな感じなんだ?」
「そうだな……」
「ボスザルとレズ」
「……」
……聡君。それはあんまりな言い草。
弘君も絶句です。
それでもめげない弘君。
好みのタイプだった理奈さんの方にアプローチをかけることにしました。
相手が男より女の方が好きでも、かわいい女の子であることには変わりありません。
「あ、理奈さん。今度俺の寮に遊びに来ない? えっと、麻美とか久美も会いたいって言ってるしー」
一方その頃の素也くん。
目の前の青い髪が目に染みるようです。
真夜中には食堂のおばちゃんも帰ってしまいました。
でも、みんながお腹をすかせていたので、海斗君が自慢の料理の腕をふるってくれました。
こんなご馳走、おばちゃんは絶対に作ってくれませんよ。
豪華なお夜食の後、麻美ちゃんは海斗君に話しかけたい様子。
海斗君はMP3プレーヤーをノリノリで聞いてます。
やっと話せたと思ったら、
「やーい! お前食堂で屁したってー?」
海斗君、麻美ちゃんをいじめはじめました。
「なによー。じゃ、あんたはおならしないってのー??」
自然体が魅力の麻美ちゃん……とでもしておきましょうか。
このままでは二人の関係が険悪になってしまいます。
これはいかんと思い、聡君に率先してもらって、キックバックで仲直りさせることにしました。
素也君もやってきました。
これをきっかけに、仲良くやっていって欲しいものです。
そして透君。
ルームランナーで見事にすべってました。
その後は聡君とチアガール姿の女の子の三人でスポーツ観戦。
彼らはそのままでも仲がいいみたいですね。
弘君に招待されて、理奈さんがやってきました。
(そういえば、ここの麻美って子と奈菜は親友だったっけか。今度紹介してもらおーかな……)
ロマンス願望でしかも女の子好きな理奈さんです。
本当にはじめて見ましたよ。願望に同性と恋に落ちることばかり出てくるシムは。
大喜びで出迎えた弘君。どさくさにまぎれてハグでご挨拶。
「理奈さーん! 会いたかったよー!」
「ぎゃー!」
「いきなり何するのよ! 私にはそんな趣味はないわよ!」
「いや、聡から君のコト聞いたんだけど……」
弘君、めげずに甘く口説いてみました。
女の子を口説くのは初です。
麻美ちゃんに口説かれたことはあるんですけれどね。
すると、ハートが出ました。
しかも真っ赤なハートまで。
「……」
理奈さんが帰ってしまったので、弘君はこの青い髪の子に自慢です。
「聞いてくれ! 俺彼女ができたんだ!」
「理奈ちゃんつって、めちゃくちゃかわいーんだぜー。ところで、俺のレポートやってくんない?」
「は?」
弘君。かっこ悪いくらいのえらいはしゃぎようです。
さて、この恋どうなることやら。
明け方の女学生グリークハウス。
真由さん、自分の夢を見ています。
奈菜さんと理奈さん。
理奈さん、一人早くに目覚めてしまいました。
心にあるのは弘君のことです。
(この私が男の人を好きになるなんて……)
複雑な気持ちで湯船につかります。
理奈さんもやっぱりごく普通の女の子なんでしょうか。
「うだうだ考えててもしょうがない。よっしゃ! 朝ごはんでも食べて、エミリーちゃんを呼ぼっと」
理奈さん、いったんは弘君のことを忘れることにしました。
切り替えが早いです。
願望にだって、弘君の姿はちらりとも現われていませんし。
一方弘君の願望には、「理奈を好きになる」があったんですけれどね。
あくまでも、理奈さんは男の子とのロマンス願望を持たないのが不思議です。
さて、牛のエミリーさんを呼びました。
理奈さんこの笑顔。滅茶苦茶嬉しそうです。
「エミリーちゃん! 会いたかったわー。あ、奈菜いってらっしゃーい」
理奈さん、牛に抱っこしてもらってます。
この牛は理奈さんの彼女なのです。
そしてキッス。
もふ、と顔がめり込んでます。
あれ?
牛、もしかして今のがファーストキスだった?
最初の相手が女でごめんね。
たたみかけるように、理奈さん、牛をベッドに誘いました。
いよいよ牛の素顔が明らかになるか。
「牛も防犯のために、金庫買った方がいいよ。鼻輪とか入れられるじゃん」
その頃の奈菜さんと麻奈さん。
ついでに庭師のお姉さんと一緒に、ピザを食べてました。
ちなみにこの庭師さんも、理奈さんの恋人だったりします。
「今日授業で裸体画のデッサンがあってさー」
そして理奈さん、ついに牛の素顔を拝みましたよ。
なかなかかわいい女の子が入ってました。
黒木家です。
修二じいちゃんは、せっせとシンクのお掃除。
ユリアママがお仕事から帰ってきました。
「ただ~いま~。今日も~いっぱぁい稼いだわよ~」
この人、仕事から帰るたびに歌います。ただいまの歌を。
子どもたちも学校から帰って来ました。
麗華ちゃん、おじいちゃんに宿題を見てもらいたいようです。
「よしよし。おじいちゃんに任せなさい」
じいちゃん、すっごく嬉しそう。
「たかゆき君は一個40$のケーキを三つ買いに行きました」
「買いに行ったケーキがシムノボリーのじゃったら、大変なことになるぞー」
優一君は自力で宿題に挑戦です。
宿題は中断して、夕食にしました。
麗華ちゃん、自分の食べたお皿は自分で下げます。
なんて行儀のいい子だ。
これもじいちゃんの教育の賜物でしょうか。
「残りの宿題は一人でできるよー」
でもまだちょっと難しいようです。
顔をしかめて頭をポリポリ。
「おじいちゃん、僕の宿題見て」
「なんじゃ、一人じゃ大変だったかの?」
結局優一君も修二じいちゃんに宿題を手伝ってもらいました。
その頃若夫婦はベッドでリラックス。
「ねえ、ダーリン。どうしましょうか」
「うーん。この家はもう狭いしなー」
「家族は多いほど楽しいわ。お義父さんも期待してるみたいだし」
「うーん……」
雅雄さん、家の人口密度が気になるご様子。
でも、いつまでもそんな小さなことにこだわっている彼ではありません。
「そうだな。僕達が頑張って稼いで家を大きくすればいいしな」
どうやら、黒木家に新しい家族が誕生することになりそうです。
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