勝手に育った誕生日…

ついにこの日がやって来ました。

幼児から児童への成長です。

成長してもまだ床で寝ているものがいます。

本当に、雑草のように育てられた子供たちです。

で、その子供たちにはまず、自分で散らかした洪水あとでも掃除してもらいましょうか。

照ママはすでに疲れ果てて、子供たちの成長の瞬間すら見ておりませぬ。

子供たちにはさっそく料理の勉強をしてもらうことにしました。

七人もいると食事の面倒を見切れないことがあります。

お腹をすかせた子どもには、自主的にマフィンを作って飢えをしのいでもらうつもり。

照ママ、今晩のおかずはマカロニチーズにしました。

子供たちと食卓を囲むのは初です。

これからは毎日、一緒に食事をする家族ができるのです。

七人の子育ては大変だけれど、家の賑やかさも七倍、楽しみ七倍ですねー。

子ども部屋には七つのベッドが並ぶことになりました。

明日からは七冊の宿題地獄が始まりそうな予感です。

 

平和な日常

佐田家家の朝の風景です。

朝食はお料理上手の麻美ちゃんが作った、目玉焼きとソーセージ。

さて、三人のシムといちゃつく願望を持っている悠子さん。

同じロマンス願望仲間である竹田兄弟和男さんを、電話で家に招待しました。

すると、和男さん。友達と称して黒田家の修二じいちゃんをつれてきました。

あんたらいつの間に友達になったんだ？

じいちゃんはひとまずほっといて、恋愛談義に花を咲かせる二人。

なかなか気が合いそうです。

でもこのまま仲良くなりすぎちゃうことも。

もっとも悠子さんはそれが望みなのかもしれません。

和男さんにとっても、悠子さんの熟女の魅力は抗しがたいもの。

今度は庭のテラスでキックバックをはじめました。

遊び好きなところも一緒のようです。

……と、修二じいちゃん。和男さんの後ろでものすごい顔をしていますが。

「下手くそじゃのぅ。みちゃおれんわい！」

修二じいちゃん、大学時代にはかなりやりこんでいたのかもしれませんね。

ところで老年のシムはキックバックをしないんでしょうか。

じいちゃんも混ざればよかったのに。

さて、麻美ちゃんと透君が学校から帰ってきました。

二人とも髪形を変えましたよ。

麻美ちゃんはあまり変わっていませんが、透君はお父さんと似たような髪形にしました。

夕食後は宿題です。

ちゃんと勉強机を用意してあげてるのに、誰も使ってくれないのはなぜでしょう。

床が落ち着くのか。

それとも、お父さんの仕事部屋だから落ち着くのかな。

佐田家家の今日も、平和に過ぎていきましたとさ。

朝の罠

またしても、朝のほのぼのとした一場面。

今日の朝ごはんは、悠子さんがつくります。

メニューはホットケーキ。悠子さんのお得意です。

そんないつもの朝、新聞を取りに出た悠子さんは、郵便屋さんに会いました。

「お早うございます。いつもありがとうね」

「お早うございます、奥さん」

何気ない出会いは、なぜか悠子さんの胸に棘のように引っ掛かりました。

なぜでしょう。その日から突然、悠子さんは郵便屋のパオさんが気になり始めたのです。

（もう一度会って、ゆっくりお話してみたいわ。そうね、友達になってもいいかもしれない）

パオのどこに惹かれてしまったのか。

プレーヤーにも謎です。

それでもその日から、悠子さんの願望にはパオさんが現われるようになりました。

悠子さんも物思いなら、透君も自分の成績が悩ましいご様子。

（こんな成績、父さんや母さんに見せられないよ）

宿題はちゃんとやっているのにねぇ……。

一方その翼父さん。

願望は悠子さん一色。まさに奥様がかわいくて仕方がない様子。

もちろん悠子さんにとっても、翼さんは一番大切な人です。

翼さんと悠子さんが仲睦まじく過ごしている頃、今では姉弟がスポーツ観戦。

「おらおらそこだ。決めちまえ！」

麻美ちゃん人が変わってます。

「絶対病院送りにしてやればいいのよ」

「うわー、また点入れられたー」

……君達ちゃんと宿題やったっけ？

人妻の誘惑

竹田兄弟、ほっとくと枕たたきをしたりくすぐりあったりと、結構仲がいいです。

今日も今日とて、晩には天体観測。

もちろん、弟の亮さんも。この人はチャットのほうが好きみたいですが。

昼は昼で、この人にもそれなりの趣味があります。

犯罪稼業についた彼にとっては、覗きも仕事の下調べに必要なんです！　と強調してみる。

和男さんもノリノリでMP3プレーヤーで音楽を聴いています。

朝晩遊んでばっかりみたいですが、二人ともちゃんと仕事についていますよ。念のため。

さて、ロマンス願望の和男さん、今晩はかねてより目をつけていた佐田家家の悠子ママを家に招待しました。

この間、佐田家家に招待してくれたお返しです。

「和男さん、聞いてちょうだいよー。うちの透ったらねー」

悠子さん、いきなり噂をはじめました。

「この間料理してて、スパゲティーのソースをまた焦がしちゃったのよー。相変わらず不器用で困るわー」

コンロが炎上したんですから、焦げる程度ではすまなかったと思いますが。

それを聞く和男さん。驚きすぎです。

弟亮さんは仕事で留守なので、和男さんは悠子さんと二人っきり。

すかさず甘く囁いて、落としにかかります。

悠子さん、まんざらでもなさそう。

そして、ハートが出ました！

和男さん、事がうまく行き過ぎたのがちょっと意外です。

人妻だから、もうちょっと難しいかと思ったのですが。

悠子さんの辞書には貞操という言葉はないようです。

和男さん、熟女の匂い立つような色香にもうメロメロです。

でも悠子さんは人の妻。

旦那さんにばれると大変なことになります。

この夜のことは胸の奥に秘め、二人はしばらく距離をおくことにしました。

どちらが誘われたのか分からない夜でしたが、とりあえずロマンス願望を満たし、和男さん大満足で天体観測を行うのでした。

もう一人の人妻

佐田家悠子さんとの密会の翌日、竹田家の前を眼鏡の男が通りかかりました。

和男さん、ご挨拶。

でもどこかで見たような顔です。

和男さん、佐田家家に招待されておきながら、悠子さんの旦那と初対面。

やばい！　昨日のことがばれたのかと一瞬焦ったものの、翼パパは和男さんに昇進のお祝いをしてくれました。

どうやら二人のことはばれていない様子。悠子さんはうまく隠してくれているみたいです。

肩の荷を降ろした和男さん、翼さんをほっといて、次なるターゲットを口説きにかかります。

カリエンテ家のディナさんですけど、実は彼女も今は人の妻です。

和男さん、どうやら人妻キラーを目指すつもりらしい……。

またしても、和男さんの手管にころりと引っ掛かりました。

……のでしょうか。どうも、簡単に行き過ぎている感じです。

晩にはようやく恋人同士になれました。

この晩はここまで。ディナさんにはお帰りいただきました。

なぜなら、結婚前のディナさんはモティマー氏にドンという二股をかけ、さらには今の旦那との三股をかけていた人物です。財産願望の癖にロマンス願望顔負けの恋愛遍歴。

和男さん、人妻をもてあそんでるんじゃなくて、もてあそばれていることに気がついたのかもしれません。