悠子さん、出産でたるんだお腹を引き締め中。
浮気ができなくなったので、その鬱憤を運動で晴らしているともいう。
さて、子どもの成長は早いもので、晴美ちゃんの誕生日がやってきました。
翔君と美香ちゃんは宿題中なので、翼さんと三人のささやかなお誕生会です。
成長した晴美ちゃん。
こ、これは。
悠子さん似かと思っていたら、目元が翼さん似でした。
目つき悪いです……。
そしてこの日の晩も未知との遭遇はなく……、
翌日。
「パパ。私達そろそろ大学に通おうと思うの」
「そうか……。もうそんな時期か」
翔君と美香ちゃんが大学に旅立つ時が来てしまいました。
最初に出発したのは美香ちゃん。
悠子さんはすでに仕事に出かけてしまったので、翼さん一人が見送ります。
そして翔君も出発。
なぜか寝巻きのままでタクシーに乗り込む翔君。
せめて着替えようよ!
彼の学生生活が、なんだか今から心配です。
子ども達が巣立った後、翼さんは今の気持ちを文章として綴っていました。
そして悠子さんは。
「あ、麻美? 実はねえ、私もこの間子どもを産んじゃってねーえ。そう。あんたに妹ができたのよ」
「そうそう。だから今度遊びにいらっしゃいよ。翔と美香が大学に行っちゃって、なんだか家が寂しくなってねー」
子どもの成長は嬉しいけれど、巣立っちゃうとまた家の中に物足りなさが残るものですね。
「晴美、お兄ちゃんとお姉ちゃんがいなくなってつまんないなー」
「だあ」
本当に、佐田家家も随分がらーんとしてしまいました。
でもまあこれからも夫婦二人、晴美ちゃんと楽しくやっていってもらいたいものですね。
「やだー。もう私子どもじゃないんだから!」
麻美ちゃんに家族のキスをしようとして拒否られた翼パパです。
「お姉ちゃん! お帰りなさい!」
「うわー、晴美。ちょっと見ない間に大きくなったわねー」
今日は晴美ちゃんのお誕生日だったのです。
が、家族がそろうのを待っていたら、晴美ちゃん、勝手に成長しちゃったのです。
お誕生ケーキの出番がなくなってしまいました!
ま、いっか。
こうやって家族がそろうのは、麻美ちゃん達が大学に行って以来のことです。
晴美ちゃんも、皆がいて嬉しそう!
(この人が麻美お姉ちゃんかー。きれいだなー)
晴美ちゃん、麻美ちゃんと透君に会うのは初めてでしたね。
晴美ちゃん、麻美ちゃんが気に入ったようです。
「みんなー、夕ご飯できたわよー」
誕生日は祝えなかったけれど、皆で夕食を囲えるのはなんとも嬉しいことです。
仕事でお疲れの翼さんは、夕食は食べずに早めに二階に上がって行きました。
まあ、お皿は六人分しかないので仕方ないですね。
麻美ちゃん達も久しぶりの家族再会で、話も弾みます。
そして、食べ方がまったく同じな姉と弟。
「がつがつ」
「ふがふが」
「うめー! やっぱママのポークチョップはさいこーだ! もがもが」
「ほんとー。この塩加減がたまんないのよねー! もぐもぐ」
あんたら、ほおばった顔まで同じだよ。
晴美ちゃんはおしとやかに食べます。
透君と同じ、翼さん似ですね。
内気な性格までそっくりです。
「晴美、今度お兄ちゃんたちの家においでよ。お前の姪や甥が待ってるよ」
「ホントー? 私、じゃあ叔母さんなのかー」
特に素直ちゃんや麻耶君は同じくらいの年齢ですから、いい遊び相手になってくれそうですしね。
「私、ハリーポッターごっこをして遊びたいなー」
皆さん、晴美ちゃんの無邪気な会話に注目してます。
夕食は佐田家家の子ども達そろってのテレビです。
「晴美ー、そこ立ってるとテニスが見えないでしょー」
なんとも賑やかな夜でした。
晴美ちゃんです。
髪形を変えてちょっぴりイメージチェンジ。
おとなしい性格なので見た目もおとなしそうにしました。
翔君の天体望遠鏡ですが、翔君が大学に行ったあとは晴美ちゃんに引き継がれました。
晴美ちゃん、UFOにさらわれないように気をつけてね。
内気な晴美ちゃん、学校でもあんまりお友達ができてないようです。
お友達を連れて学校から帰ってきたことが、まだありません。
今日も一人でテレビです。
兄弟と年が離れすぎてると、ちょっと寂しい時もありますね。
仕事から帰った翼さん、晴美ちゃんの宿題を見てあげました。
翔君に教えて以来、久しぶりの宿題です。
「最近の子どもはこんな難しいのをやってるのかー」
翼さんは科学の教師をしているので、教え方もばっちりです。
晴美ちゃんはどうやらパパっ子のようです。
仕事帰りの翼さんを出迎えて、ご褒美に「一緒にダンス」をしてもらいました。
さて、晴美ちゃんの誕生日の翌々日。
またしても家族集合です!
今日も実は大切な日。
「母さん、とうとうこの日が来たな」
「そうねー。子ども達が大きくなった分、私達も年をとるのよね」
今日は翼さんと悠子さんの誕生日なのです。
和室では、晴美ちゃんが麻美ちゃんに側転を披露。
晴美ちゃん、麻美お姉ちゃんに気に入ってもらおうと必死のようです。
「ほらっ! お姉ちゃん見て見て!」
「いよっ! さっすが晴美!」
大ウケのようです。
そのままほうっておいたら、二人はダンスをはじめました。
なかなか仲良しのようです。
遅れて、透君も到着。
それではパーティーを始めましょうか。
まずは翼さんからです。
「パパ! お誕生日おめでとー」
「おめでとー」
「もうあんまりおめでたくないけどなあ」
ものすごい数のロウソクを一息に吹き消して……、
翼さん変身!
ありゃりゃ。
髪が黒いままのせいか、そんなに変わったようには見えませんでしたね。
お次は悠子さんです。
おーい、翔君どこに行ってるんだ。
どうやら、悠子さんが年をとるのを見たくないようです。
悠子さん変身!
年をとってもお綺麗です!
ちょっと胸が垂れちゃったけれど。
これで悠子さんのロマンス願望も落ち着いてくれるのでしょうか。
メインイベントが終わって、この三人が食卓につきました。
三人とも、翼さん似の内気な子どもです。
「ねえ、お兄ちゃん」
「何?」
「スキーってやったことある? 今度学校でスキー教室があるの」
「じゃあ、お兄ちゃんが教えてあげるよ」
「うん!」
こちらでは美香ちゃんと翼さんが枕たたきをやってます。
年をとっても元気な翼さん。
しかし、壁に頭がめり込んで大丈夫なのか?
その日の晩は、翔君と美香ちゃんは泊まっていってくれました!
久しぶりに実家に帰ったんだから、ゆっくりしていかなくちゃねぇ。
翌朝はみんなで朝ごはんを食べました!
大学を卒業した翔君。
早くも今日は結婚式です。
「美里さん、翔を末永くよろしくね」
「こちらこそ」
翼さんと悠子さんもやってきました。
さて早速式なんですが……。
なぜかお客さんは皆家の中に入ってしまい、参列者はたまたま通りかかった郵便屋さんだけとなってしまいました。
幸せだから、まあいいか。
指輪交換です。
あっ、ようやく透君が出てきてくれましたね。
そしてケーキカット。
「はい、あーんして」
「あーん」
美里さん、豪快にケーキを手づかみです。
「もごっむぐっ。そんなにたくさん入らないよー」
「あははっ。翔君の顔面白ーい!」
幸せな二人です。
皆さん、ケーキだけは食べに出てきてくれました。
本当にこのお客さんたち、式にも出席せず何しに来たんでしょう。
新郎新婦は式が終わるなり枕たたき。
まだまだ学生気分が抜けないようです。
「翔、おめでとう。幸せにね」
「透兄ちゃん、ありがとう」
大学時代の友達もぞくぞく集まってくれました。
「翔、美里、おめでとー!」
ちなみにこの二人、まだラブラブだったりします……。
真理奈ちゃん、うしろでお兄ちゃんが悲鳴を上げてますよ。
「真理奈ー! 恥ずかしいから人前でそんなことしないでくれぇぇ!!」
仲良し真理奈ちゃんとエアリちゃん。
夕ご飯の席も隣同士です。
……本当に。
この二人もくっつけた方がいいんでしょうかねぇ。
翔君と美里さん、その日の晩は、二人仲良くならんで眠りましたとさ。
さて、翔君に息子ができました。
名前は空です。
空君、お母さん似ですね。
そして成長……。
なぜにピンクのタキシード。
翔君、久しぶりに美香ちゃんと会ってカラオケです。
美香ちゃんはポテトチップスを一枚一枚つまんで食べる人。
翔君は何枚も一気にほおばる人。
それぞれお父さんお母さんに似てるんですね。
ちなみに美里さんは翔君と同じ食べ方です。
と言うことは空君、やっぱりほおばる人になるんだろうなぁ。
ぶぁりぼりさくさく
「うまい」
さて、翔君の第二子は女の子。
名前は美央ちゃん。
これで四人家族になりました。
子供たちが大きくなったら、バンドが組めますね。
美里さんの夢もかないそうです。
空君さらに成長。
やっぱり美里さん似でしたね。
「おばあちゃん、僕大きくなったらミサイルに乗って宇宙に行きたいな」
「ミサイルはやめなさい。スペースシャトルにしなさい」
「透叔父さん、僕大きくなったら大学で優等生名簿に載りたいな」
「じゃあ、今からいっぱい勉強しないとね」
空君、大きくなったらやりたいことがたくさんあるみたいです。
「お前も人の親になったんだなー」
「なんだよ兄ちゃん。突然しみじみと」
あの翔君がもう二児の父です。
小さい頃の姿を思い出すと、ちょっと信じられませんね。
美央ちゃん成長。
この子も美里さん似でした。
ちょっと頬と口のジョイントがヤバいような気が……。
空君のときもそうだったけど。
さて、美里さんの弟、ファルク君のことを忘れちゃいけません。
大学でも恋に縁がなかった彼、お金をためて、出会いサービスにブラインドデートを頼みました。
べち
「こんなん出ましたけど」
……害虫駆除業者の人じゃん!
そこへ運悪く、エアリちゃんが通りかかりました。
ものすごいタイミングです。
「ちょっとファルク! 何やってんのよ!」
「この女っ垂らし!」
ばっちーん!
エアリちゃん、あなたには真理奈ちゃんがいるでしょうが!
気を取り直して、害虫駆除の人ではあれなので、別の人を頼むことにしました。
今度の人は普通の人っぽそう。
よかった。
「あの人とのお付き合いを進めようかな……」
ファルク君、ようやく新しい人生が始まったばかりです。
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