今晩は、透君が友達を家に招待してきました。
家の外に出て皆に挨拶したら、なぜか通りすがりの黒田家修二じいちゃんも立ち止まりましたよ。
そして修二じいちゃん、
「はじめまして。黒田修二です」
いきなりのいたずら。電気ブザー。びりびりきてます。
受けてますよ!
この子、友人のプチ不幸を、手を合わせて喜んでいます。
「なにすんだよ! じいさん!」
当の本人はご立腹。当然です。
ところが懲りない修二じいちゃん。
先程友人の不幸を笑って見ていた子に、水風船をぶつけました。
「お前さん、甘いのぅ」
「なにすんだ! このくそじじい!」
怒りました。
どうでもいいけど、水風船でできた水溜りを掃除してくれ、修二じいちゃん。
人の家を散らかさないで欲しいものです。
さて、麻美ちゃんが皆を家の中に誘い、仲良くキックバックをはじめました。
またまた修二じいちゃんが寄ってきました。
「それそれ! がんばれー」
「あー……そうじゃないじゃろー」
「えーい! 違うというとるのが分からんのか!」
じいちゃん、子どもの遊びに力みすぎです。
ちなみに一番手前の男の子、踵でボールを蹴ったりして、なかなか高度なテクニックをみせてくれます。
身体レベルが高いとキックバックも上手みたいですね。
キックバックが終わるや否や、じいちゃんまたしても電気ブザー。
そして、とうとう泣かされてしまいました。
「いたずらに、そこまで本気にならんでもいいじゃろがー」
ご愁傷様。
しつこすぎるのがいけなかったんだと思います。
それにしても、修二じいちゃんがここまでいたずら好きとは思いませんでしたよ。
今朝の佐田家家。
きれい好きな翼パパ、トイレ掃除をしてご満悦。
「よし、掃除完了! しつこい汚れも俺の手にかかればイチコロだ!」
パパ、夜に悲劇が訪れることも今は知りません。
そうです。
その日の晩、麻美ちゃんはかねてより親しかった友達のファルク君を家に招待しました。ファルク君、なぜか仕事着ですが。
麻美ちゃん、お出迎えもそこそこに、突然ファルク君の頬を優しく撫でます。
「あのね、前からいいたかったんだけど……」
「え? な、何?」
ファルク君、麻美ちゃんの行動に胸が高鳴ります。
ちゅ!
ハートが乱舞して、麻美ちゃんついにファーストキスです。
それはファルク君にとっても同じ。
「俺の麻美がぁぁぁぁぁっ! 他の男とぉぉぉぉぉっ!!」
台所の窓からハート乱舞が見えたのか、お父さん絶叫です。
決して、眠たいよう寝かせろ、などと叫んでいるのではありません。
「くらくらしちゃう」
「ぼ、僕も」
若い恋人達が誕生です。
もう周りなんて見えません。
見えているのはお互いだけ。
誰もいない静かな居間でいちゃつく二人。
ってあれ?
(姉ちゃん……)
透君いたのね。
しかも、なんかすごい馬鹿面ですね……。
透君、あきれてあいた口がふさがらない様子。
こうして、お父さんの断末魔の絶叫とともに、夜は更けていきました。
佐田家家です。
パパさん、ついに売れない小説をいったん諦め、就職することにしました。
実を言うと、家計がかなり苦しいのです。
なかなかいい職業が見つかりません。
「俺の掃除スキルが役立つような仕事はないのか……」
メイドにでもなりたいご様子。
そんななか、何とかやりくりして買った2つのバースデーケーキ。
今日は翔君と美香ちゃんのお誕生日です。
「それじゃあ、消すねー」
こんな子供だましなことできるかよ、それよりテレビ見てー……という心の叫びを抑えつつ、美香ちゃんはロウソクを吹き消しました。
さて、成長です。
ちなみにこの誕生パーティーは悠子ママが開いたのですが、ゲストが竹田和男とパオさんって……。
「あたし、どう?」
美香ちゃん、かわいく成長してくれました。
お次は翔君です。
和男さんとパオさんがあらぬ方向を向いています。
あんた達、つまんないんですか?
「それじゃあいくよ?」
翔君のこの姿も今日で最後ですねー。
翔君も立派に成長してくれました。
ちょっと服がいけてないですが。
こうしてみると、翔君大分美少年かもしれませんね。
何はともあれ、誕生日パーティーは無事終了です!
おめでとう!
ケーキを食べ終わるなり、枕たたきを始める父娘。
ところで翔君の願望に、「宇宙人賠償奨学金をとる」とかいうのがでました。
なぜにそんなマニアックな願望が……。
なけなしのお金をはたいて、望遠鏡を買ってあげました。
宇宙人さん、遠慮なくさらって行っちゃってください。
うーん。でも、こんな安い望遠鏡で未確認飛行物体がとらえられるんでしょうか。
さてさて、こうして誕生日の夜も平穏に終わりを迎えようとして……、
台所では火事が起こっていました。
透君! あんたまたですか!!
失礼してます。
さて、朝の佐田家家です。
新しく買った望遠鏡が、昼も活用されてました。
悠子さん! あなたも覗き魔だったんですか。
鬼ダッシュで、赤い人が家に勝手に駆け込んできました。
悠子さん、ちょうど美香ちゃんの宿題を見ていたところです。
「覗いたじゃろ!」
「はぁ? どこにそんな証拠があるんですか」
とぼける悠子ママ。
それにしてもモティマーさん。本当によく覗かれますね。一体家で何をやっているんでしょうか。
そして覗き魔を逆探知できるその千里眼も、すばらしいです。
さて、今日は私立学校の校長先生をディナーに招待しました。
佐田家家自慢のトイレをお見せすると、校長大喜び。
ディナー担当は麻美ちゃんでしたが、こういうときに限って料理を焦がしてしまいました。
もったいないけれど、作り直してもらいます。
口下手な翼パパでは、どうにも校長先生とのお話が盛り上がりません。
そこで、お客などそっちのけで枕たたきをしていた悠子ママに接待を頼むことにしました。
決して、お色気で校長を落とそうという魂胆ではありません。
今度はうまくできました。
とってもおいしそうなステーキです。
校長先生も大満足でお帰りになりました。
こうして子供たち四人はめでたく私立学校に入学できましたよ。
翔君そして今夜も夜空を眺めます。
まだ宇宙からのお迎えはありません。
麻美ちゃんです。
宿題を済ませてお疲れの様子。
ソファーで仮眠をとった後、真美ちゃんは友達の弘君を電話で呼びました。
「やあ麻美ちゃん。話って何?」
麻美ちゃん、弘君の手を取りました。
「私、前から弘君の事素敵だと思っていたの」
弘君、目が死にました。
いや、この場合泳いでいるといった方がいいのでしょうか。
「もしよかったら、私と付き合って欲しいな」
麻美ちゃん、目の死んだ弘君をものともせず先を続けます。
こくこく頷く弘君。
「うれしい!」
ひしと抱きあいました。
しかし、麻美ちゃん。ファルク君はどうなったの。
変わりやすい乙女心です。
きっと、どっちも好きになっちゃたのね。
その後二人はラブラブな枕たたきをはじめました。
ちょっと弘君! 強く叩きすぎだって!
いっぽうその頃の翔君。
まだ宇宙からのお迎えは来ません。
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