今日は海斗君と久美ちゃんの結婚式。
久美ちゃん、やる気なさげです。
この通り、たくさんの人が集まってきてくれました。
麻緒ちゃんも、今日はこの通りピンクのドレスでおめかしです。
ハイ! 指輪交換です!
おめでとう!
皆の拍手で祝福された、なんとも幸せな結婚式。
「めでたいねー」
「めでたい」
「めでたい」
お次はケーキカット。
おや?
麻美ちゃんと素也君が……
「はい、あーん」
「あーん」
幸せそう!
……ん? なんか画面の端に……。
さっき、なんか画面の端に赤いものが見えましたよ。
あ、この二人は本当に幸せそのものですね。
「麻美! これはどーいうことだよ!」
「な、なによー! 素也君が……」
「うるせー!」
ばっちーん!
こっちは浮気発覚だー!!?
素也君は、幸せそうな二人の方を向いて微笑んでますが!
ちょっと! これの発端は麻美ちゃんに軽くキスしたあんたのせいでしょうが!
「麻美ちゃん、なぐった……」
「う、何よー」
おもむろに立ち去ろうとする素也君……
「そうは問屋がおろすかって……、おわ!?」
乱闘勃発!
麻美ちゃんと素也君のキスで始まった乱闘。
どうやら素也君の勝利に終わったようです。
「ううっ、くそー」
「麻美ちゃんを殴ったからだ……!」
が、麻美ちゃんもただでは済まされません。
「弘のことはどーなってんだよ!」
「ええ!?」
圭司君も激怒。
「この尻軽女!」
「いたっ」
「なによー。なんなのよー……」
「皆していじめなくてもー……」
麻美ちゃん!
うしろ!
ぱきぽき……
「この浮気者ー!!」
弘君のお父さんです!
「なんであんたにまで殴られなきゃいけないのよー」
麻美ちゃんも、もう黙っちゃいません。
「ぐふ!」
仕返しのビンタです!
一方その頃。
素也君は屋内で談笑中……。
あ、そういえば海斗君と久美ちゃんの結婚パーティーの最中でしたね。
しかし……
「なごやかにケーキ食ってんじゃねーぞ! おら!!」
弘君対素也君、第二戦。
もう誰にも止められません……。
「ううー」
麻美ちゃんはまだ泣いてました。
さらに素也君、今度は弘君のお父さんに襲い掛かられてました。
「このむっつりスケベ野郎! よくも息子をコケにしやがったな!」
「あー、もうなんなんだよー」
海斗君と久美ちゃん、大弱り。
もう結婚パーティーどころじゃないって。
ずかばきどこーん
弘君のお父さんが勝利!
「けっ、これに懲りたら、もう息子をばかにすんじゃねーぞ!」
「ううっ」
って、またかよ!
今度は誰と誰だ!?
どかばきめき
麻美ちゃんと弘君のお母さんです!
「ようもうちのかわいい息子をーっ」
「きーっ」
海斗君の結婚パーティだから、要するに弘君の身内だらけなんですよね……。
麻美ちゃんと素也君、軽いキス一つで辺りいったいバトルフィールド化させてしまったのです。
「はは……っ。なんかえらいことになっちゃってるね」
平和主義者透君。
見てみぬ振りです。
すこしは弘君の身内を見習って、麻美ちゃんのために戦ってあげてくださいよ!
「うおら!」
麻美ちゃんの勝利!
「ああもう! 皆やめてくれー!!」
海斗君……すまぬ。
久美ちゃんも、後ろで顔を覆っています……。
しかし、これでも一応結婚パーティーは「成功」だったという。
バトルで盛り上がったと言えば盛り上がったしな……。
唯一の救いは、麻緒ちゃんがこの醜い大人の争いを見ずにすんだことでしょうか。
「なんか下が騒がしいなー。パーティ盛り上がってるのかなー。でも、私は宿題しないと……」
「あ、ママ? どうして帰っちゃったの? お休みのチューして欲しかったのにー」
本当にこの子が何も見なくてよかった……。
お腹が大きくなった久美ちゃんです。
「ねーねー、夕ご飯まだー?」
「まーだだよ」
「ねーねー、赤ちゃんまだー?」
「……まーだだよ」
「ねーパパ。赤ちゃんってどこから来たの?」
「さー。宇宙からじゃね?」
「ホントー? じゃあ、私もお星様から来たのー?」
海斗君は新聞読んで知らん振り。
でも、笑いを堪えているようですよ。
「あー、私の来た星が見えるー!」
ずべっ
「麻緒、違うぞ。叔父さんは違うと思うぞ、その認識」
そんなこんなで、陣痛が来ました!
産まれた~!
って、足が圭司君の目に入ってますよ、久美ちゃん。
この後、久美ちゃん即、赤ちゃんを圭司君に手渡しました。
「産まれたなー」
「産まれたよー」
夫婦そろってキッチンから退場。
「お、おーい……」
「あいつら、まさか俺に育児を押し付けるつもりじゃ……」
生まれたのは元気な男の子。
海里君と命名しました。
「ほーら、海里ー。圭司おいたんですよー。男同士仲良くやろうなー」
「きゃっ」
ある朝です。
「ねー叔父さん。キスってどう思う?」
「なんにでも、順番ってものがあると思うのよね」
「麻緒ちゃんはおませさんだな」
お友達とゲームで対戦する麻緒ちゃん。
そんな麻緒ちゃんも、今日でいよいよティーンです!
「麻緒ちゃん、誕生日おめでとう!」
ぷーぷーぞりぞり
「よーし麻緒! パパ好みの美人に変身だ!」
「麻緒ー成長おめー!」
「ありがとー」
しかし、今日はお別れの日でもあります。
くるりんぱ!
麻緒ちゃん!
美人だ!!
そしてティーンになった麻緒ちゃんは、弘君に送られてお母さんの麻美ちゃんの家へ行ってしまいました。
「麻緒がいなくなると、なんか、一気に家が男くさくなったな……」
「ん。そうだな」
「海里ー、オムツ替えようなー」
海斗君、麻緒ちゃんのお世話ですっかり慣れています。
「あー、麻緒ちゃんもこんなだったのに。子どもの成長ってあっという間だな……」
そんな晩、家の屋上で筋トレ中の圭司君。
「ん?」
家の前に誰か来た……。
がこん
あっ、素也君!
この間の腹いせに、ゴミ箱を蹴倒しに来たようです。
……小さいよ。
やることが小さいよ、素也君。
弘君、相変わらず女の子をくどく日々。
麻緒ちゃんが麻美ちゃんの家へ行ってから、またしても悪い虫が騒ぎ出したようで。
少なくとも、麻緒ちゃんがいなくなって寂しがってはいない様子。
どこまでも能天気な弘君です。
「もっとこっちへ来なよ」
「えー? 変なこと企んでるんじゃないのー」
さて、今日は海里君の誕生日。
皆でお祝いです。
海里君成長。
これは、久美ちゃん似ですかね。
そして弘君はお祝いもそこそこに、もう次の女の子を招待していました。
手が早すぎです。
「さー海里、叔父さんとぽちゃぽちゃにはいろーなー」
ところで圭司君ですが……、
一応彼女がいます。
これ以上聡君たちの子孫を繁栄させても困るので、圭司君は独身を貫いてもらおうと思っていたのですが、
圭氏君、願望を見るに彼女のことが好きで好きでたまらない様子なのです。
「サウス~」
「うふっ。圭司ったら甘えんぼさん」
これを見てると、もういいよ結婚しちゃえって気になってきましたよ。
で、お相手のサウスさんと同居するに当たり、彼女の願望をロマンスから家族に変えていただきました。
せっかく一緒になっても、浮気などされたら圭司君がかわいそうですから。
さて、一方の久美ちゃんは、毎日ゲーム三昧で育児を放置気味。
もっと子どもを構ってあげようよ!
それでも……、女の人を口説いている真っ最中の弘君。
「あー。なんか居間で海里の泣き声がきこえる……。しゃあないな……」
「ほーら、しーしーだろ、しーしー」
「うん!」
海里君の面倒をよく見てくれる人がいるので安心。
なんか、いっぱいお客さんが来ていますが。
「海里ー、ただいまー」
「パパー!」
ほーら、お客さんにまぎれて海斗君も帰ってきてくれましたよ。
その日の晩、圭司君はサウスさんと一緒に眠りました。
圭司君、とても幸せそうです。
よかったね。
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