「ただいまー……」
「あっ、おかえりー!」
弘樹君が仕事からお帰りです。
サロンの経営がまだ軌道に乗らないので、しばらくは普通のお仕事もすることにしたのです。
なにせ、店の中にはほとんど備品も商品もない状態ですから。
弘樹君、お疲れのようです。
さて、素直君はロボット製作。
この度初めて、サーボ君を作成しました!
ちゃんと動くかな?
女性型で起動。
名前は「サボ恵」としました。
サボ美にしようかサボ子にしようかと迷ったのですが。
素直君、起動直後のサボ恵と見つめ合っています。
でもすぐに、素直君は疲れて眠ってしまいました。
一人になったサボ恵。まずやったことといえばメールチェック。
……サボ恵、メール来てるわけないじゃん。
いまこの世に生まれたばっかなのに。
サボ恵にはとりあえず、お店で売るおもちゃのロボットを作ってもらうことにしました。
自分の子供を製作しているようなもんでしょうか。
夜が明けてから、サボ恵は家の雑用をこなし始めました。
指示しなくても、勝手にやってくれるみたいですね。
「姉ちゃん……。朝起きたら変なのが家の中にいるんだけど」
「ああ、あれね? なんか素直が作ったらしーよ」
「ふーん……」
麻耶君はすぐにサボ恵に興味を失ったようです。
いっぽう社交的な麻緒ちゃん。
サボ恵をほうってはおけません。
「ねーねー、サボ恵は何か食べられるの?」
「*+@○×■」
「へー、デザートがすきなんだー。やっぱり女の子だねー」
話が弾みます。
調子に乗った麻緒ちゃん、サボ恵に電気ブザーのいたずらを。
「あははっ! ロボットでもシビシビいくんだー! サボ恵ちゃん、おもしろーい!!」
麻緒ちゃん、作って早々サボ恵を壊さんとってやー……。
その日の晩、仕事から帰った素直君。
ドライバーを持って、早速サボ恵の調整に入ります。
「サボ恵、後ろを向いてごらん」
「△*=&$%!!」
あ、なんかくすぐったいらしいです。
たしかにいちゃついてるな、これ……。
サボ恵、素直君にハートマーク。
ま、自分の生みの親だからね。
と思ったら、「愛撫する」発動。
ちょっと待てーーーーーー!!!!!!
ハート点灯。
ぎゃああああああああ!!!!!!!!!
素直君もお返しに「愛撫する」
ああああ、なんてこったあああ。
サーボなんかと恋に落ちるなんて……。
そういえば、この二人、雷マークが三つなんですよねぇ。
もうこの恋、ノンストップなんですか?
ああああああ、どうしよーぅ……。
素直君にはちゃんとしたシムの彼女を見つけてあげたかったのに……。
事故だ、これは事故だ……。
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