素也君ちのお向かいに、明日香さんという女の人が引っ越してきました。
近所づきあいでどんどん仲良くなり……、
素也君にしては珍しく話も弾んで、
新しい恋が芽生えちゃったり。
そんなある日の「パブねもす」
厨房が火事だーーーーっ!!!!
「ひいいー! 消えろぉぉぉ!!」
章吾さんがあわてて消火器を持って消火です!
素也君は隣のスタッフルームで何も知らずにコーヒー。
「うおおおおー!」
どうにか鎮火。
出火原因は、オーブンの中の冷凍食品でした。
だれだ、入れたまま忘れていったやつ。
店に冷蔵庫を置いておくと、客が勝手に開けて料理し始めちゃうときがあるんですよね。
何はともあれ、閉店後の出来事でよかったです。
「それにしても、大事にならなくてよかったですね、父さん」
「ああ。ところでクリスマスには、店でパーティーを開いたらいいかも知れんな」
「しかし、そろそろわしも潮時だと思うんだが」
「何を言ってるんですか。お店のことがあるでしょう」
「だから、店をお前に譲ろうと思ってなぁ」
「えっ?」
「引き継いでくれるな」
こうして、「パブねもす」の店長は素也君に変更です!
さて、その日の晩、照さんがお店に来てくれました。
章吾さん、そのまま照さんを家に招待して、
婚約指輪を差し出しました!
それを受け取る照さん。
カップル成立です。
こうして、照さんも家族としてお店を手伝ってくれるようになりました。
しかし照さん。
章吾さんに負けないくらいおっちょこちょい。
「あっ! 危ない!!」
ガッシャーン!!
派手にやってくれます。
お店は大きくなって、お客さんもたくさん来てくれるようになりました。
失敗だらけの照さんも、チップをもらったりとなかなかの盛況ぶり。
店長になった素也君ですが、
ちなみに素也君はまだ一度もお皿をぶちまけていません。
こういうのって、シムの性格とかで決まるんでしょうかね。
意外と名給仕の素也君です。
お店の繁盛を祝って、自宅で乾杯。
章吾さんと照さんです。
そんなとき、章吾さんは照さんに指輪を差し出していいました。
「わしももうこんな年だし、結婚式というのは大儀になってなぁ……」
「まあ! 構いませんのよ! 私だってもういい年なんですし」
こうして二人は結婚しました。
一方の素也君。
決着をつけるため、この二人を家に呼び出しました。
互いに見詰め合う女二人……。
こ、こわい。
そして事情を聞いた(というより見た)ローレンさん。
激怒!!!!!
「ちょっと何よ! これどういうことじゃい、われぇぇぇ!!!!」
「ひいぃいぃぃぃ!!」
「ローレンさん、ごめんな……」
バッシーン!!!
「ごめんで済むかーっっ!!!!」
「ほほほ。私、ちょっと後ろを向いてますわね」
明日香さんの笑顔が怖い……。
そして二人が帰った後で。
「ああ……」
「ローレンさん、怖かったよー」
泣く。
さて、明日香さんが一人娘を連れて引っ越してきました。
彩華ちゃんです。
シングルマザーだったんですね。
さっそく照さんがお守りをしてくれました。
「思い出すなぁ。あの七人の子供たちも大昔はこんなだったなぁ」
素也君もやってきました。
彩華ちゃんになついてもらおうと必死みたいですね。
男二人の所帯が、
これで一気に華やぎました。
■佐田家 麻緒(名声願望)
生涯願望:市長になる
だらしない>>>>>-----きれい好き
内気 >>>>>>>>>-社交的
怠け者 >---------活発
まじめ >>>>>-----遊び好き
気難しい >>>>>>>>>-快活
「その他の人々」03参照。
佐田家麻美ちゃんと堀川弘君の娘。
小さい頃は男ばかりの父親の家で過ごしたせいか、賑やかなのが大好きの名声願望に育ちました。
三人の弟たちを従えて、サロンを切り盛りするお気楽娘です。
■斉藤 弘樹(ロマンス願望)
生涯願望:20人のシムとウフフする
だらしない>>>>>-----きれい好き
内気 >>>>>-----社交的
怠け者 >---------活発
まじめ >>>>>>----遊び好き
気難しい >>>>>>>>>-快活
「その他の人々」05参照。
斉藤理奈さんと堀川弘君の一人息子。麻緒ちゃんとは異母兄弟。
母親の家で育ち、父親をほとんど知らない子です。
しかも母の恋人は牛(メス)だったりと、大変特殊な幼少時代を送りました。
父親は知らずとも、その血はしっかりと引き継いでロマンス願望。
麻緒ちゃんのサロンではスタイリストとして働きます。
■佐田家 素直(知識願望)
生涯願望:7種類のスキルをMaxにする
だらしない>>>>>-----きれい好き
内気 ----------社交的
怠け者 >>>>>>>---活発
まじめ >>>>------遊び好き
気難しい >>>>>>>>>-快活
「佐田家分家」09参照。
麻美ちゃんと須々木素也君の息子。
父親ゆずりの内気さMaxな性格で、父子のコミュニケーションが危機状態だったりします。
でも快活は高いので、気だけはやさしいのですが。
サロンの副業として、彼にはラ・フィエスタ工科大学卒らしくロボット製作を担当してもらってます。
■佐田家 麻耶(楽しさ願望)
生涯願望:プロのパーティゲストになる
だらしない>>--------きれい好き
内気 >>>>>>>>>-社交的
怠け者 >>>>>>>>>-活発
まじめ >>>>>>>---遊び好き
気難しい >>>>>-----快活
「佐田家分家」11参照。
麻美ちゃんとシャール・ファルク君の息子。
この子だけ父親から避けられたというかわいそうな生い立ちを持っています。
そのせいだか知りませんが、表情もなんとなくひねくれ者っぽい感じに成長しちゃいました。
以上、麻緒ちゃんと異母、異父兄弟の弟たち四人でいってみます。
さて、大学を卒業した麻緒ちゃん達。
新居に到着です。
お家はLoco's-TS2 housingさんからダウンロードさせていただきました。素敵です。
麻緒ちゃんにとっては三人とも弟ですが、弘樹君にとっては素直君も麻耶君も赤の他人。
でも、大学での生活で親友になりました。
少々複雑な人間関係ですが、能天気で人懐っこい麻緒ちゃんには気にするようなことではありません。
「皆ー!! これから仲良くやっていこーね!」
「はー、とりあえずお腹すいちゃったなー」
麻緒ちゃん、新居に入るなりお料理です。
色気より食い気ですか。
しかしシムの一生は短いので、はやいとこ彼氏を見つけてあげなくてはいけませんねぇ。
弘樹君は早速女の子を連れ込んで、ばたばたやってます。
しょうがない人です。
そして、このためだけに、弘樹君は一人部屋をゲットできたんですが。
素直君と麻耶君の部屋は一緒です。
ご近所さんが挨拶にやってきました。
玄関の窓からちらり。
モティマーさんと、カリエンテのディナさんに、森の妖精さんです。
「運動したら腹減ったなぁ……」
ようやく皆のとこに顔を出したと思ったら、なんて格好してるんですか!
しかし格好はともかく、お客さんの分までハンバーガーを作ってくれました。
皆でお昼ご飯。
そういえばご近所の挨拶って、必ず12時前後に来ますよね。
もしかして、彼らの狙いは昼ごはん?
こちらではテーブルにつけなかった人たち。
モティマーさんはテレビに夢中のようです。
人んち来てまでテレビにかじりつかなくてもよかろうに。
さて、客さんの接待はそこそこにして、お店にやってきました。
サボテンがトレードマークだから「サボテン・サロン」
なんのひねりもない名前ですが、覚えやすいのはいいかもしれません。
さて、麻緒ちゃんは早速モティマーさんのスタイリングです。
「まかせてください! 私、大学でもちょっとしたサロンで働いていたんですから!」
「なんか不安じゃのう」
しかし結果は……。
「あ! やばっ!」
「すみません……。こんなになっちゃった……」
「なんじゃこれは!」
モティマーさん号泣。
赤い背広にこのメイクじゃ、まるでピエロですよ。
様子を見守っていたほかのお客さんが、麻緒ちゃんに噛み付いてきました。
「ちょっとどういうこと? あんたまるで素人じゃない。いいえ、素人以下よ!」
「あー、えーとそのー……」
「あれはですね、わざとです。わ・ざ・と! あんなメイクをしてですね、最近恋人とかうわさされてるカリエンテのディナさんのところに行くでしょ。すると、彼女が顔をなでなでして、やさしーくふき取ってくれるわけですよ」
「あ、なーるほど」
麻緒ちゃん、お客さんの苦情を華麗にクリア。
見事ゴシップのほうへともって行きました!
そして初日を終えて家に帰ってきた麻緒ちゃん。
今日スタイリングしたお客さんたちに囲まれながら、テレビを見て疲れを癒すのでした。
しかし、麻緒ちゃん失敗しすぎです。
モティマーさんだけでなく森の妖精さんにまで失敗メイクをしてしまったのですから。
失敗顔に囲まれてテレビを見るの、結構きつくないですか? 麻緒ちゃん。
「ただいまー……」
「あっ、おかえりー!」
弘樹君が仕事からお帰りです。
サロンの経営がまだ軌道に乗らないので、しばらくは普通のお仕事もすることにしたのです。
なにせ、店の中にはほとんど備品も商品もない状態ですから。
弘樹君、お疲れのようです。
さて、素直君はロボット製作。
この度初めて、サーボ君を作成しました!
ちゃんと動くかな?
女性型で起動。
名前は「サボ恵」としました。
サボ美にしようかサボ子にしようかと迷ったのですが。
素直君、起動直後のサボ恵と見つめ合っています。
でもすぐに、素直君は疲れて眠ってしまいました。
一人になったサボ恵。まずやったことといえばメールチェック。
……サボ恵、メール来てるわけないじゃん。
いまこの世に生まれたばっかなのに。
サボ恵にはとりあえず、お店で売るおもちゃのロボットを作ってもらうことにしました。
自分の子供を製作しているようなもんでしょうか。
夜が明けてから、サボ恵は家の雑用をこなし始めました。
指示しなくても、勝手にやってくれるみたいですね。
「姉ちゃん……。朝起きたら変なのが家の中にいるんだけど」
「ああ、あれね? なんか素直が作ったらしーよ」
「ふーん……」
麻耶君はすぐにサボ恵に興味を失ったようです。
いっぽう社交的な麻緒ちゃん。
サボ恵をほうってはおけません。
「ねーねー、サボ恵は何か食べられるの?」
「*+@○×■」
「へー、デザートがすきなんだー。やっぱり女の子だねー」
話が弾みます。
調子に乗った麻緒ちゃん、サボ恵に電気ブザーのいたずらを。
「あははっ! ロボットでもシビシビいくんだー! サボ恵ちゃん、おもしろーい!!」
麻緒ちゃん、作って早々サボ恵を壊さんとってやー……。
その日の晩、仕事から帰った素直君。
ドライバーを持って、早速サボ恵の調整に入ります。
「サボ恵、後ろを向いてごらん」
「△*=&$%!!」
あ、なんかくすぐったいらしいです。
たしかにいちゃついてるな、これ……。
サボ恵、素直君にハートマーク。
ま、自分の生みの親だからね。
と思ったら、「愛撫する」発動。
ちょっと待てーーーーーー!!!!!!
ハート点灯。
ぎゃああああああああ!!!!!!!!!
素直君もお返しに「愛撫する」
ああああ、なんてこったあああ。
サーボなんかと恋に落ちるなんて……。
そういえば、この二人、雷マークが三つなんですよねぇ。
もうこの恋、ノンストップなんですか?
ああああああ、どうしよーぅ……。
素直君にはちゃんとしたシムの彼女を見つけてあげたかったのに……。
事故だ、これは事故だ……。
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