美香ちゃんです。
彼女もお年頃。
夜中にこっそり抜け出して、友達と夜遊びにだって行きたいのです。
って、美香ちゃん!
思いっきり後つけられてるし!
章吾さん、美香ちゃんの背後でゲッツ。
「見たぞ~」
今夜はお遊びやめたほうがいいかもね。
さて、悠子さんですが、とうとう月が満ちて出産です!
あ、もちろん翼さんとの子ですよ。産まれるのは。
「母さん、今行くぞー!」
仕事帰りの翼さん、あわてて駆けつけます。
「よーし! 母さん落ち着いて深呼吸だ!」
「いたたたたた! 五人目だけど、この痛み、ぜんっぜん慣れないわー!!」
奮闘一時間。
すこーんとかわいい女の子が生まれました!
悠子さん似でしょうか。晴美ちゃんと命名です。
「晴美ー。パパだぞー」
翼さん大喜びです。
そして、これで当分は悠子さんの浮気の虫もおさまることでしょう。
で、その悠子さんですが……、
「恐れ」に「子どもができる」があった悠子さん。
さすがロマンス願望。
みごとに逝っちゃいました。
へなへなぺたっ!
「ほへ?」
あーあ……。
「この人、ここがくるくるになっちゃったみたーい」
翼さんが連れ帰ってきた仕事の同僚です。
しかし悠子さん、あわれ。
例によって、あの人が空から飛来いたしました。
「どーれどれ。ふーむ、もうちょっとぐるぐるしてみようかのー」
え、それ以上ぐるぐるしちゃっていんですか?
「こけーっ! こっこっこ」
悠子さん、鶏のまねを始めて、ようやく立直りました。
「晴美ちゃん……」
悠子さん、どうにか落ち着いて赤ちゃんを抱っこすることができました。
子育ての間は悠子さんも浮気を諦めざるを得ません。
翼さんの作戦は功を奏したようです。
もしかしたら、翔君や美香ちゃんもこうして生まれた?
で、その翔君は、年上のお姉さんと枕たたきの真っ最中。
彼女は美里さん。
大学生で、ファルク君のお姉さんです。
一応翔君は、この美里さんに心ひそかに憧れています。
そして美香ちゃんは、翔君が連れてきた学校の友達と並んでテレビを見ていました。
「翔君、僕と遊ばずに、あのお姉さんと遊んでばかりなんだけど……」
「翔もそういうお年頃なのよ、きっと」
「私に妹ができたんだー」
美香ちゃんも進んで晴美ちゃんの面倒を見てくれます。
そして、今晩も、翔君に宇宙からのお迎えはありませんでした……。
悠子さん、出産でたるんだお腹を引き締め中。
浮気ができなくなったので、その鬱憤を運動で晴らしているともいう。
さて、子どもの成長は早いもので、晴美ちゃんの誕生日がやってきました。
翔君と美香ちゃんは宿題中なので、翼さんと三人のささやかなお誕生会です。
成長した晴美ちゃん。
こ、これは。
悠子さん似かと思っていたら、目元が翼さん似でした。
目つき悪いです……。
そしてこの日の晩も未知との遭遇はなく……、
翌日。
「パパ。私達そろそろ大学に通おうと思うの」
「そうか……。もうそんな時期か」
翔君と美香ちゃんが大学に旅立つ時が来てしまいました。
最初に出発したのは美香ちゃん。
悠子さんはすでに仕事に出かけてしまったので、翼さん一人が見送ります。
そして翔君も出発。
なぜか寝巻きのままでタクシーに乗り込む翔君。
せめて着替えようよ!
彼の学生生活が、なんだか今から心配です。
子ども達が巣立った後、翼さんは今の気持ちを文章として綴っていました。
そして悠子さんは。
「あ、麻美? 実はねえ、私もこの間子どもを産んじゃってねーえ。そう。あんたに妹ができたのよ」
「そうそう。だから今度遊びにいらっしゃいよ。翔と美香が大学に行っちゃって、なんだか家が寂しくなってねー」
子どもの成長は嬉しいけれど、巣立っちゃうとまた家の中に物足りなさが残るものですね。
「晴美、お兄ちゃんとお姉ちゃんがいなくなってつまんないなー」
「だあ」
本当に、佐田家家も随分がらーんとしてしまいました。
でもまあこれからも夫婦二人、晴美ちゃんと楽しくやっていってもらいたいものですね。
辻井家恒例の、兄弟いびり。
今回は衛ちゃんが千夏ちゃんにやられてます。
「ばーかばーか」
「なんだよぅ。ばかっていう奴がばかなんだぞー」
照さんがまたいつものように、電話をかけまくってご近所さんを招待したので、少々家の中が混雑してしまってます。
子供達はテレビに群がり、大人たちはビリヤード台に群がっています。
あっ、また水溜りで遊んでる子が!
哲郎君です。
汚した子は自分できれいにしてもらいますよ!
こちらでは、真人君が勝也君をいじめていました。
勝也君、いじめられっこ?
子ども相手に情けないです。
まあ、いじめる方も性格悪いですが……。
そういえば七人の子供たちの中で、まだ誰もいじめたことのない子っていたでしょうか。
えっと、慎吾ちゃんと慧君くらいか……?
いじめっ子真人くん。
今度は水溜りに目をつけたようです。
哲郎君がモップがけをしている側から水遊び。
このまま止めずに見ていたら、モップがけがエンドレスになりそうです♪
哲郎君にはいい薬でしょう。
真人君にはまた別のお仕置きを考えておきましょう。
お。
慎吾くんが進んで夕ご飯の後片付けをしてくれてます!
偉い子!
「なんだい! 僕だってママのお手伝いくらいするもん! このっこのっ!!」
すねてウサちんに八つ当たりする真人ちゃん。
どうやら彼は反抗期らしいです。
日曜の朝の風景。
朝ごはんができるのを、皆でテレビを見て待っています。
こういう所を見ると、兄弟みんな仲良く見えるんですけれどねぇ。
おや、内緒話ですか?
どれどれ。
「あのね、ベビーシッターのおばあさん……」
「おもらししたんだって!」
「やだー。ホントー?」
あ……。思い出す君たちの幼児期を。
べびーシッターさんは、トイレに行く暇もないほど君たち七人のお世話が大変だったのよー……。
いじめっ子真人ちゃん。
今日のターゲットは早紀子ちゃんですか。
でも水風船やったら……、
床が汚れるだろっ!!!!
ちゃんと後始末しなさいっ! もうっ。
子供達を好きにさせておくと、辻井家はあっという間に水溜りだらけのボロ屋敷になってしまいます!
子供達もわんぱくなら、照ママもある意味わんぱくです。
ほのかな恋心を抱いていた勝也君とひと目を気にせず抱擁していたら……。
なぜそこにいるの章吾さん!!?
「これは、どーいうことですか! 照さん!!!!!?」
「あひゃーっっ!!」
照さん、驚きのあまりあいた口がふさがりません。
その口を塞いだものは……、
章吾さんの往復ビンタ!
い、いたそう。
浮気されて往復ビンタをかました章吾さん。
わ、笑っているよー? 笑うとこなんですかぁぁ? ここ。
あ、やっぱりものすごい怒ってます。
照さんどうする?
一連の修羅場を黙ってみていた勝也君。
おもむろに章吾さんの手を握ったかと思うと……。
電気ブザーです!
「どーも」
「うごっ!?」
「ぎゃー!!」
勝也君、それは仕返しをしてくれたととっていいのかい?
照さん、どうやらどちらが本命の男か見極められたようですね。
「なにすんだ! この糞ガキ!!」
「あいたっ」
で、この間、照さんはどうなったかというと。
争いの元という自覚もなく、男二人の醜い争いをよそに、いつのまにやらご近所さんと世間話に花を咲かせていました。
照さん……。
いつもの夕ご飯をめぐっての宿題競争です。
でも、今日はちょっと特別な日。
そうです。
とうとう七つ子達がティーンに成長する日です。
皆さん、宿題の最中に立ち上がったかと思うと、次々に変身!
あ、机で宿題をしていた衛君だけがとり残されてます。
慎吾君です。
なかなかおしゃれな感じに成長しましたね。
早紀子ちゃんはあんまり変わりませんでした。
子どもの頃からこんな感じだったしね。
慧君です。
相変わらずなにやら憂い顔。
あっ! もしかして海斗君と同じ顔か!?
まずい。後でメイクをして別人に変えなくては。
でも、海斗君はあんまり憂い顔をしないんですよね。性格が違うからでしょうか。
真人君です。
こちらもなかなかの美少年になりましたね。
千夏ちゃんです。
清楚なお嬢様っぽく成長しました。
服もそれらしいのを買ってあげなくちゃね。
そして哲郎君です。
うわー。服がありえないセンスです。
と言ってたら、ここにもっとありえない人が!
衛ちゃん! どこの国のトラディショナル衣装ですか!
でも本人はなんだか嬉しそう。
以上、とうとうティーンに成長した七人でした。
これでもう世話はやけなくなったけど、宿題地獄はまだまだ当分続きそうです。
これも速攻着替えさせなくては。
「透叔父さん、いらっしゃーい!」
今日も元気な麻緒ちゃんです。
で、そのパパと言えば弘君。
今日も女の子を家に呼んでいちゃついていました。
もちろん、麻緒ちゃんの目のないところでですが。
その後、ベッドでウフフをしようとしたのですが、久しぶりに拒否られました。
弘君、麻緒ちゃんが家にいるとどうも集中できないようです。
今日はこの辺にしておきましょうか。
その後弘君はキッチンでご飯を食べていました。
すると、麻緒ちゃんが部屋に入ってくるなり泣き出してしまいました!
あちゃー! 目の届かないところでいちゃついても、子どもにはばれちゃうんですか。
これはとんだ大失敗です。
「パパのばかー!! ママじゃない人と仲良くなんかしてーぇ!!」
麻緒ちゃんの悲しげな泣き声がキッチンに響きました。
な、泣いてる……んだよね?
なんか嬉しそうな顔してますが……。
「あー! 俺はなんて馬鹿な父親だー!!」
弘君も号泣。
「麻緒、ごめんな。もうしないから。仲直りしよ」
そう言いながら弘君がポケットから取り出したのは、携帯ゲームです。
こらこら、物で子どもをつるな。
「わー!! パパありがとう!!!」
こらこら、物でつられるな。
子どもの喜びかたがものすごく嬉しそうなコマンドです。
なんかもう、全身で喜びを表すところがかわいい!
「今度やったら、私ママの所に家出しちゃうから!」
「わ、分かったって。もう絶対しない! 約束する!!」
おやおや、いいんですか弘君。そんな約束して。
さて、麻緒ちゃん。
翌日は圭司君に運動のお稽古をしてもらいます。
「いいか、麻緒。健全な精神は強い肉体に宿るんだ。パパみたいにデレデレしたシムになっちゃだめだぞ」
「はぁい!」
「だーっ!」
麻緒ちゃんいきなり転落。
またしても。
「あー! この柵高くて飛び越えられないよう!」
「うわーん! ひっかかったー!!」
「どうしたー、麻緒。コースに遊ばれてるぞー」
「ぎゃっ」
ずるっ
びたん!
……麻緒ちゃん!
お疲れっ!
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