晩になって、輝さんは章吾さんも招待しました。
「実は家の息子なんですがね」
いきなり素也君の話題で盛り上がります。
素也君が料理を焦がしたことを噂しあう二人。
照ママ、今晩は章吾さんに大事な用件があります。
世間話は早々に切り上げて……、
ぺたり。
章吾さんの頬に手をつけてみました。
……哲郎君と、章吾さんが連れてきた久美ちゃんに思いっきりみられています。
「て、照さん、子供達もいることですし……」
章吾さん、ちょっと引き気味。
気まずい間をごまかすように、久美ちゃんが二人の間にわって入りました。
「いよっ! 色男!! 憎いねーえ」
「こら! 久美、やめなさい」
父親をくすぐってからかう久美ちゃん。
そして父娘そろって
「いいにおーい」
はて、なんでしょう。
早紀子ちゃんがケーキを焼いていました。
お腹がすいたんだね。
そういえば、夕飯まだだったっけか。
その早紀子ちゃん、おもむろに章吾さんに話しかけました。
「おじさん、コイシテルー? いい年してバッカみたいー」
いじめる発動!
章吾さん、何とも情けない顔。
そして早紀子ちゃんは願望がかなってます……。
何とも恐ろしいお子様。
どうやらやきもちを焼いている様子。
ママを男なんぞに渡したくないのね。
夜になって、子供達もぞくぞくと自分の部屋に戻りはじめました。
衛君は自分の部屋で、ママの買ってきたファッション雑誌を呼んでます。
これは将来、なかなかのオシャレさんになりそう。
慧君はソファーで果ててました。
子供達の目に触れないよう、輝さんは章吾さんを自分の部屋に呼びますが……。
久美ちゃんに目撃されました。
「あ、やば」
久美ちゃん、すぐに部屋を出て行きました。
ほっ。
でもやっぱりすぐに戻ってきて……。
「ちょっと、父さん!」
「な、なんだ」
「みなさーん! ここにエロ親父がいますよー」
「!?」
「うししっ」
久美ちゃん、父親をからかって面白いですか?
なんとも空気の読めない久美ちゃん。ちょっとお邪魔虫。
大人たちのなんやかやをよそに、慎吾ちゃんはケーキをほおばってました。
そうか。君も夕飯を食いっぱぐれたのね。
何しろ今日はお客があったので、いつもより夕飯の分け前が少なかったのです。
そして慧君と一緒にソファーで眠り込んでしまいました。
雑誌を読んでいた衛ちゃんもこの通り。
倒れるまで読んでいたんですか。
床の上で寝るのは幼児の時からなれているとはいえ、風邪を引くのでベッドに誘導して今日は終了です。
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