双子の世話は大変です。
なんでもダブル。
オムツ替えもダブルできます。
「お姉ちゃん、早くして」
「はいはい」
順番待ちの真治君が緑の煙を放っています。
エカル君もオムツ替え。
素直君はよく双子の面倒を見てくれます。
こんなに面倒見のいい子だとは知らなかった。
忙しい間に昼食をとるエカル君。
エカル君はお姉さんのサロンのほうに勤めているので、家にはほとんどいません。
弘樹君も、時々双子の面倒を見てくれます。
「そーら、飯だぞー」
こうして弟たちも子育てを手伝ってくれるので、ありがたいことです。
麻緒ちゃんは果報者だ。
「叔父ちゃんたちがいて、よかったねー、サトル」
サボ恵も育児を手伝ってくれますが、子供が腕の中に埋まってます。
いくらロボットでも、子供と同化するのはやめてください。
さて麻緒ちゃん。
落っこちてる哺乳瓶を拾って……、
あ、飲ませた。
そんなに得意そうにこっちを見られても。
っていうか麻緒ちゃん、子供に拾い食いさせないでくださいよ。
一抹の不安がある、麻緒ちゃんの子育て。
麻緒ちゃんがオムツを替える。
サボ恵も替える。
麻緒ちゃんたちが子育てで忙しいので、今日は弘樹君一人でサロンをあけることになりました。
まだそれほど店は大きくなっていないので、多分一人でも大丈夫だろうという腹づもりです。
開店と同時に、麻美ちゃんが来てくれました。
「おばさん、よかったらカットしましょうか?」
「そうねー」
おかしな帽子をかぶったおじいさんにも接客。
「ささっ、どーぞ」
麻美ちゃんが座ってくれるようです。
と、そのときレジ待ちのお客さんが!
手早く麻美ちゃんのカットをすませた弘樹君、あわててレジへと駆けつけます。
「お、お待たせしましたー!」
しかし、本当にお客さんをお待たせするのはこれからでした。
弘樹君、レジに触ったのはこれが初めてです。
「えーと、えーと」
お客さんの視線が刺さります。
「あ、ありがとうございまし……ぐふっ!?」
お約束の腹打ち。
レジ打ち第二弾。
「えーと……」
またしてもお客さんをお待たせしてしまう弘樹君。
サロンのほうでも、お客さんがカット待ちです。
カットとレジ打ちの合間を縫って、休むまもなくセールス。
がんばったおかげで、そこそこ商品が売れました。
「でも、一人だとやっぱ体が持たないわ」
「子育てが一段落するまで、サロンは休業ね」
「ママ、突然どうしたの」
麻美ちゃんが訪ねてきました。
「あんたがなかなか電話してくれないもんだから、もう自分から来ちゃったわよ」
ほらほら、麻美ちゃん。
孫ですよ!
おおっ!
抱っこしてくれました!
赤ん坊の頃はこちらからアクションをかけられないので、フリーウィルで相手が抱いてくれるのをひたすら待つしかないんですよね。
うまく抱っこしてくれるとうれしいです。
弘君も呼びました。
弘君も抱っこしてくれました。
「そうかー。俺にも孫ができたのかー」
ミルクを飲む幼子を見つめながら、感慨に浸る弘君。
しかし直後に放置。
こら!
孫を放置したのは、昼ごはんが食べたかったかららしい。
欲望のままに動いてますな、弘君は。
さて、今日は双子たちの誕生日です。
まずはおにいちゃんのサトル君から。
くるっと回って成長!
目の色はお父さんのものですが、他はお母さん似ですね。
お次は真治君です。
麻緒ちゃんの姿が見えませんが?
実は便意ゲージがピンチのサトル君をおまるに連れて行ってました。
しかし立ち昇る緑の煙。
手遅れでした……。
真治君成長!
真治君もサトル君とおんなじ顔ですね。
肌の色が違うので印象もガラッと変わりますが。
そして、サトル君が手遅れだったということは、真治君も手遅れということで……。
もれなく立ち昇る緑の煙……。
「父さん、孫ができてよかったな」
「弘樹、お前は結婚とかしないんか?」
「俺、そんな面倒なことしたくないよ」
「お前、俺に似たんだなぁ」
さて、双子ちゃん。
早速英才教育開始ざます。
麻緒ちゃん、このために仕事もやめてしまいました。
教育ママ、ここに誕生です。
スマートミルクと電球帽子のコンボで、あっという間におまるに言葉に歩き方をマスター。
最後の仕上げを、仕事帰りのエカル君が見てくれます。
「おー。だいぶ歩けるようになってるじゃないか」
「さー、ぽちゃぽちゃに入ろーねー」
「やー!」
子供をお風呂に入れるとき、足を縮めてお湯を怖がるような仕草をするのがかわいいですね。
ところで素直君。
葉っぱ一枚のコスチュームはあまりにもあれなので、転職させました。
今度は悪の黒幕。
……やっぱりすごいコスチュームですね。葉っぱ一枚よりはましだけど。
「パパ、鬼ごっこしよう! パパが鬼ね」
「よーし」
「わーい!」
「待てー」
ゆっくり追いかける弘君。
「弘美は速いなー」
「鬼さん、こちらー!」
「そら捕まえた!」
「じゃあ、今度は私が鬼ね!」
「ぱ、パパ!?」
弘君、猛ダッシュ。
こらこら、子供相手に本気で逃げてどうする。
「ああ、疲れた」
「面白かったー」
「ごくろーさま」
結局暗くなるまで遊んだ二人。
「弘美ちゃん、パパと一緒に遊んでよかったねー」
「うん!」
「ママ、そんなところで寝てると風邪ひくよ」
「うーん……」
こんな光景、前にもありましたね。
そのときは麻緒ちゃんとだったでしょうか。
「うー、私も眠たーい……」
弘美ちゃんもお疲れ。
いっぱい遊んだからね。
明日から学校です。
今日は早めに就寝。
おやすみなさい。
弘君もお疲れの様子。
そこにベッドがあるんだから、そっちで寝なさいって。
透君もソファーで寝てました。
なんだか年をとるとしょっちゅうソファーで仮眠をとっている気がします。
そして、朝は早くから起き出すんですよねぇ。
弘君、トリックショットに挑戦。
うまくいくかな?
スポ!
お、入った!
そして見事にイン!
「いよっ! さすが俺!」
自画自賛。
弘美ちゃんが学校から友達を連れて帰ってきました。
これは……。
麻緒ちゃんの双子の息子の片割れ、真治君です。
弘美ちゃんからすれば甥っ子ですね。
「弘美、遊ぶのは宿題が終わってからだぞ」
「はぁい……」
「パパが教えてやろう」
「うん!」
これなら、宿題も早く終わりますね。
「あーん、分かんないよー」
弘美ちゃん早速挫折。
「順番に考えていってみな。まずは……」
「……鶴が二十匹で、亀はうーんと、何匹だろー」
「もう少しだぞ」
「おわったー」
弘君のおかげで、宿題が早く終わりました。
外は暗くなっちゃったけど。
宿題をすませたあとのおやつは格別。
麻美ちゃんが焼いてくれた、特製ベリーパイです。
「おいしーねー」
「さすが有名シェフだけはあるな」
(弘美はいい子に成長してくれてる。あの子は私たちがいなくなっても、きっとうまくやっていけるわ)
翌日。
「弘君、やっぱりあの日が待ち遠しい?」
「そうだなー。弘美と離れて暮らすことになるのはさびしーけどな」
麻美ちゃんと弘君、なにやら計画を立てているようです。
「透、弘美をよろしく頼むわよ」
「いいけど、まだ気が早いんじゃない?」
弘美ちゃんが学校から帰ってきました。
「ママー! 見てー! A+とったよー!!」
勢いをつけすぎて、弘美ちゃん、通り過ぎてしまってます。
そして今日も、お友達を連れて帰ってきました。
昨日の双子の片割れ、サトル君です。
「甥っ子~」
「叔母さ~ん」
親愛のハグ。
「いひひっ」
「へへへっ」
家族のキッス。
「ぶえ~」
お互い口をぬぐう。
かわいい。
「弘美、パパとママがよそで暮らすことになっても、大丈夫?」
「うん! 毎日パパとママに会いに行くからいいよ!」
「そうね。毎日いらっしゃい」
弘美ちゃん、シャボン玉吹き。
あ……。
それ、飲むものじゃないよ!
ごくり
「げぼっ」
あっ、口からシャボン玉……。
「ごほっごほっ」
ぷくぷく
そういう遊び方もありなんですか?
一日の終わり。
弘美ちゃん、パパとママにお休みのご挨拶。
「おやすみー、パパ、ママ」
「おやすみ、弘美」
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