「お姉ちゃん、今日僕、友達を連れてきたんだよ」
「ふーん、どんな子?」
こんな子。
「や! はじめまして!」
「……なんか、家のパパと激似てるんですケド……」
「俺、斉藤弘樹。俺の父さん、堀川弘」
「って、それマジ私のパパじゃん!!」
麻緒ちゃん、腹違いの弟と初対面です。
挨拶代わりに家族のキッス。
「パパったら……。信じられない」
「そぉか? 俺のことは母さんが企んだことらしいけど。俺は父さんと小さい頃に一度会って以来、電話もしてないよ」
「そ、そうなんだ。全然知らなかった……。パパも話してくれなかったもん」
「ねーねー、せっかくだから皆と遊びにいこーよ!」
「いいよ」
麻緒ちゃん、とんだことで弟が一人増えました。
(それにしても、ママも弘樹のこと知ってたのかしら……?)
それを思えば、こうして弘樹君がこの家にいるのが不思議に思えます。
一人平和にこげたロブスターを食す麻美ちゃん。
もぎゅもぎゅ、ごっくん
「友達が来てるのかしら? 居間が騒がしいわねー」
麻美ちゃんは、多分知っていると思いますよ……、麻緒ちゃん。
さて、麻緒ちゃんは弟達と、従兄弟達を連れてレストランにやってきました。
「お姉ちゃん、ここのレストラン、ちょっと高いんじゃない?」
「せっかく親族が集まったんだから、豪勢に行こうよ!」
「どうせあとで母さんに小遣いねだるんだろ」
ということで、お料理が来ました。
小心者の素直君はケーキ一切れ。
弘樹君は遠慮したのか、オムレツ。
詩乃ちゃんはハンバーガーですか。
あとの四人は豪勢にフライドチキンです。
おいおい。
食事の後、お皿を自分で下げる聖司君。
そんなのウエイターさんに任せなさいって!
お行儀がよすぎです。
食事の後は、おなじみの写真撮影。
「えへへ。また写真を撮っちゃった!」
弟と撮った初めての写真です。
なんにせよ、兄弟が増えて麻緒ちゃん嬉しそう。
アーケードゲームに打ち興じるその他弟達。
「弘樹君! 今日は付き合ってくれてありがとう。またね!」
「ん。またな」
「私も写真とっちゃった……」
詩乃ちゃんも聖司君と写真を撮りました。
パパとママにいいお土産ができましたね。
麻緒ちゃんたちが写真を撮っているうちに、麻耶君、カラオケで歌っていました。
家でピアノを弾きまくっているだけあって音感は抜群!
カラオケではじめて上手な歌を聴きましたよ!
あ、まぶし……!
こうして公共区の夜は更けていくのでした。
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