麻耶君が十代になりました。
「よし! 一緒に遊びに行こう!」
麻緒ちゃん、早速弟二人をダウンタウンに連れ出します。
「麻耶、何でも好きなもの頼んでいいからね!」
麻緒ちゃん、麻美ちゃんからお小遣いを貰っているので今日も太っ腹。
素直君はケーキがいいみたい。
「ねーねー、この後きもだめしいかない?」
あ、もう一人いる黒人の彼は、たまたま遊びに来ていた麻緒ちゃんの友達です。
さすが麻緒ちゃん、友達が多いようです。
夕食の後は外でコーヒーなんぞを飲みますが、すでに深夜を過ぎた午前二時。
遊びに出るのがちょっと遅かったか。
通りでは怪しげなおばあさんがなぜか編み物。
この人、なんかのお化けですか?
場所を移して、お夜食にします。
というか、すでに三時近いですが。
「素直、それ一口ちょうだい!」
「いいよ」
麻耶君、食べるのはやっ!
早食いの真央ちゃん達より早いっていったい君は……。
食後は兄弟そろってスマッスル。
麻耶君、なんか情けない顔つきになっていますが。
恥ずかしいのかな。
陽気な姉に付き合うのも大変ですね。
最後に、麻緒ちゃんは麻耶君と写真を撮りました。
「初めて撮った弟との写真だー!」
麻緒ちゃん感動ひとしきり。
写真は麻美ちゃんの部屋に飾りました。
素直君も一緒に写真とってくれるといいんですけれどねー。
今ひとつ遊び付き合いの悪い知識願望素直君なのでした。
皆さんおそろいで朝ごはんです。
でも麻美ちゃんは朝ごはんお預けです。
いつの間にやら、太ってしまったんです。
「ダイエット、ダイエット」
「私、あきらめないっ!」
ぽっちゃりと豊満な体もそれなりには魅力的かもしれませんが。
でも、麻美ちゃんはスリムな方が似合ってますね。
努力の甲斐あって……。
ほら、やっぱり痩せてる方が洋服も良く合います!
「ダイエットしたら、おなかが空いちゃった!」
チーズサンドをぱくり。
「おいひい!」
「お姉さん、あんまり食べると、また太りますよ」
「姉ちゃん、うれしそうだね。なにかいいことあったの?」
透君がやってきました。
「ダイエットに成功したのよ!」
「あれ、姉ちゃん太ってたっけ?」
鈍い透君。
さて、麻美ちゃん久しぶりに素也君をお家に呼びました。
「久しぶり! 元気だった?」
「うん。麻美ちゃんも元気そうだね」
ちょうど子供達も学校から帰ってきてました。
素也君、息子に会うのも久しぶりです。
たまには親子の会話でも……。
「父さん……、今日は天気がいいね……」
「あーあー! 聞きたくないー」
って、この親子、会話合わねー!!
なぜ天気の話がダメなんだ、素也君!
素也君、さっさと透君とビリヤードをしに行ってしまいました。
……どうやら実の息子にたいして人見知りしているようです。
どれだけ内気なんですか。
素也君。
麻美ちゃん、今夜は弘君とデートです。
海斗君の結婚式で大喧嘩して以来、仲直りの機会を探していたのです。
「とりあえず、乾杯しましょうか」
「何に」
「まあ、いいから」
「私のシェフサラダ、一口どお?」
「……んー。もらおうかな」
「うまい!」
「ふふっ」
「あのときはごめんね」
「うん。俺も悪かったな」
ようやく、仲直りできました。
レストランのど真ん中でいちゃつく二人。
はっきり言って、迷惑ですが。
ようやくキスできるくらい友好度が回復してくれました!
デートの最後には二人で写真も撮りましたよ。
これを家に飾ることはできませんが、麻美ちゃんの宝物になりました。
家に帰ってみると、いつも仲良しな弟夫婦の姿が。
好きな人と暮らせるって、麻美ちゃんにはちょっとうらやましいですね。
「麻緒ー、ママはあんたのパパと仲直りしたよー!」
「よかったー!」
「でも、ママ! ちょっと強すぎ……!」
「あはは! 隙を見せるからよー」
母娘、朝から元気に枕たたきです。
ちなみに、透君の双子ちゃん、十代に成長しました。
こうしてみると、二人とも本当にそっくりですねぇ。
「パブねもす」には、今日も色々なお客さんがやってきます。
この人は、ブルーウォーター村に開店した某サロンの被害者ですね。
この人は店の前を通り過ぎて行っただけですが、泥棒さんって、常にしのび足で歩いているものなのでしょうか。
お客さんからチップを貰うバイトA。
経営は順調です。
さて、海斗君の結婚式で大乱闘の原因を作った素也君。
それというのも、みんな麻美ちゃんのことを思ってです。
(これで、麻美ちゃんにプロポーズしやすくなったかなぁ)
弘君と麻美ちゃんは大喧嘩しましたしね。
(でも麻美ちゃんは誰とも結婚しない気がする……)
難しい問題です。
麻美ちゃんは父親の違う子を三人も持っていますから。
さて、お店に戻って。
今日もバイト君は元気に……、あっ!
ああーっ!!
やっちゃった!
そそっかしいバイト君。
翼さん、落ちてきた料理で体中べとべとです。
そういえば、素也君は一度も料理をひっくり返したことがありませんねー。
素也君、実は結構優秀な給仕の才能を持っているのかもしれません。
翼さん、ごめんね。
優秀な素也君、徹君からチップをたくさん貰いました。
お店経営は大変です。
素也君、今日も家に帰るなりダウン。
そんななか、ついに章吾父さん、老年者に!
って、サンタクロースかよ!
後で速攻着替えさせます……。
素也君、今日は麻美ちゃんを家に招待しました。
久美ちゃんが結婚して家を出て以来、彼女の部屋はカラオケルームとなっております。
「麻美ちゃん、相変わらず元気そうだね……」
「素也君もなんだか生き生きしてるよ」
素也君、久しぶりの麻美ちゃんを前にして、緊張気味。
彼はいつだって麻美ちゃんの前に出ると緊張してしまうのですが。
「もう一曲歌おっか」
「そ、そうだね……」
素也君、今日の緊張にはもう一つのわけがあります。
その原因は、この人。
以前お店にお客さんとして来て以来、素也君とは恋人同士だった女性です。
この度、従業員として雇うことになって、ますます会う機会が増えました。
お店が休みの日は家に招待して、一緒にダンスをするほどの仲にまでなっています。
素也君の願望は、彼女のことでいっぱいです。
麻美ちゃんか、ローレンさんか。
素也君、難しい問題にぶち当たってしまったのでした。
とはいっても、彼はロマンス願望。
このまま二人を好きなままでも構わないっちゃあ構わないんですが……。
「もういやだー、こんな毎日!」
社交性ゼロ、内気さMaxの素也君がこの状況に耐えられるはずもなく、ついに逃避。
素也君、この怪しげな機械を使って、自分の生き方を変えてしまいました。
ロマンス願望から、章吾さんと同じ知識願望に変更です!
翌日、お店には、晴れ晴れとした顔の素也君の姿がありました。
生まれ変わって、全てがすっきりしたようです。
まだ迷いはありますが、一人の女性に心を決めたのです。
「お嬢さん、お綺麗ですねー」
女性客にも、気軽にこんな言葉をかけられるまでになりました。
ロマンス願望の時とは違って、裏のない社交辞令ですもの。
翼さんがなにか小うるさい苦情を言ってきましたが……、
「さぁ、お客様の言ってることはよくわかりませーん」
軽くあしらえるまでの肝の据わりよう。
生まれ変わるとこうまで性格が違うものか。
「魚介類の料理などいかがでしょう」
今晩は牛までお店にやってきました。
「やったな素也! とうとう牛まで来るほどの店になったぞ!」
「父さん!」
喜びで抱き合う親子。
素也君も「パブねもす」も、これからが正念場です!
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