麻美ちゃんと素也君のキスで始まった乱闘。
どうやら素也君の勝利に終わったようです。
「ううっ、くそー」
「麻美ちゃんを殴ったからだ……!」
が、麻美ちゃんもただでは済まされません。
「弘のことはどーなってんだよ!」
「ええ!?」
圭司君も激怒。
「この尻軽女!」
「いたっ」
「なによー。なんなのよー……」
「皆していじめなくてもー……」
麻美ちゃん!
うしろ!
ぱきぽき……
「この浮気者ー!!」
弘君のお父さんです!
「なんであんたにまで殴られなきゃいけないのよー」
麻美ちゃんも、もう黙っちゃいません。
「ぐふ!」
仕返しのビンタです!
一方その頃。
素也君は屋内で談笑中……。
あ、そういえば海斗君と久美ちゃんの結婚パーティーの最中でしたね。
しかし……
「なごやかにケーキ食ってんじゃねーぞ! おら!!」
弘君対素也君、第二戦。
もう誰にも止められません……。
「ううー」
麻美ちゃんはまだ泣いてました。
さらに素也君、今度は弘君のお父さんに襲い掛かられてました。
「このむっつりスケベ野郎! よくも息子をコケにしやがったな!」
「あー、もうなんなんだよー」
海斗君と久美ちゃん、大弱り。
もう結婚パーティーどころじゃないって。
ずかばきどこーん
弘君のお父さんが勝利!
「けっ、これに懲りたら、もう息子をばかにすんじゃねーぞ!」
「ううっ」
って、またかよ!
今度は誰と誰だ!?
どかばきめき
麻美ちゃんと弘君のお母さんです!
「ようもうちのかわいい息子をーっ」
「きーっ」
海斗君の結婚パーティだから、要するに弘君の身内だらけなんですよね……。
麻美ちゃんと素也君、軽いキス一つで辺りいったいバトルフィールド化させてしまったのです。
「はは……っ。なんかえらいことになっちゃってるね」
平和主義者透君。
見てみぬ振りです。
すこしは弘君の身内を見習って、麻美ちゃんのために戦ってあげてくださいよ!
「うおら!」
麻美ちゃんの勝利!
「ああもう! 皆やめてくれー!!」
海斗君……すまぬ。
久美ちゃんも、後ろで顔を覆っています……。
しかし、これでも一応結婚パーティーは「成功」だったという。
バトルで盛り上がったと言えば盛り上がったしな……。
唯一の救いは、麻緒ちゃんがこの醜い大人の争いを見ずにすんだことでしょうか。
「なんか下が騒がしいなー。パーティ盛り上がってるのかなー。でも、私は宿題しないと……」
「あ、ママ? どうして帰っちゃったの? お休みのチューして欲しかったのにー」
本当にこの子が何も見なくてよかった……。
エカル君、身体スキル強化中。
「んしょ……」
通行人に見られてます。
「ほっ!」
おお!?
ずこっ
「!?」
さて、ある朝です。
仲良し三人組。
そろってテレビ鑑賞中。
翔君が微笑んでいますが、その視線の先には……、
ファルク君がいました。
……翔君、本当に彼のことが好きなんだね……。
で、その日の晩のこと。
夕飯の後、真理奈ちゃんがエアリちゃんと手をつないで遊んでいたら、
エアリちゃんと恋仲にあったファルク君激怒!
「この、二人!」
「お前、僕とはどうなったんだー!!」
ばっちーん!
ファルク君の平手打ちが炸裂!
エアリちゃん、痛そう……。
そして、背後の牛の間抜けな顔が目に染みます。
「なにさらすねん! このヴォケが!!」
エアリちゃんもブチ切れ。
ファルク君殴り返されました……。
しかしエアリちゃん、やっぱり女の子。
泣いちゃいました。
「何よー! 好きな人が好きな時に好きなのーっ!」
君、もう真理奈ちゃんとくっついちゃいなよ……。
で、その後。
なぜかキッチンが水浸しになっていました。
真理奈ちゃんとルカ君がふき取ってくれてます。
犯人は……、
お前か、牛!
バツとして、牛自身に後始末させました。
色々とお騒がせな夜。
なぜか、こんなに隅っこの方で日記を書いているルカ君です。
その後ファルク君の部屋でパソコン。
なぜかファルク君のベッドでくつろぐ美香ちゃん。
君たち自分の部屋へ行きなさいよ……。
そして牛は意外とギターがうまかったりする。
そんななかこの二人……。
……もう勝手にしてくれ……。
翔君はお料理。
ミートソースをざっくざく滅多切りにして作ってます。
見ていて危なっかしい。
翔君の部屋ではこの二人がくつろいでいました。
翔君が夕ご飯を食べていたら、美里さんがやってきました。
「うふ、かーわいい」
美里お姉さん、年上の強みです。
「え、えっ……と」
翔君、うっとり。
要するにバカップルなんです。この二人。
翔君、美里さんにリードされっぱなしなのでした。
「あーあ。俺も彼女欲しいねー」
いろんな意味で彼氏いない人同士の枕たたき。
「よかったら、私の弟あげよーか?」
「いら……ないっ!」
「はっぷはっぷ」
「ぶくぶく~。船長~沈む~っす!」
「野郎どもー、沈む前に港に入れー!」
「港の女が待ってるぜー」
エアリちゃん、毎度おなじみ海賊ごっこ。
美里さんはお魚観賞。
エサやりとお掃除をしっかりやっているので、まだ一度もお魚は死んでないです!
さて、翔君もとうとう三年生になった夜です。
「あー、このままじゃ四年間なんてあっというまだよー」
突然ですが、お部屋には二人っきりです。
それじゃあもう……、
プロポーズっきゃないでしょう!
ぱか
「十八金」
「翔君、本気?」
「本気」
「うれしい!」
いつもはリードしっぱなしの美里さんでも、こればっかりは翔君のほうからやってもらいたかったのね。
幸せに胸を膨らませたまま、枕たたきで遊ぶ二人。
なんか、色気のないこと!
でも、それがこの二人らしいです。
「でさ、結局僕、この大学四年間で彼女ができなかったよ……」
「まあ、人生は長いさ……」
寂しい美里さんの弟ファルク君。
さて、そろそろ美里さん達も卒業です。
「美里先輩やルカ先輩がいなくなったら寂しいな。新入生とか来てくれるといいけど」
そしてある晩の翔君の部屋で。
「ねえ翔君」
「私んち、音楽家族でね。皆で毎晩演奏してたんだ。お父さんとお母さんはもう死んじゃったけど、ピアノがすっごく上手だったの。私はベースで皆にあわせてた」
「結婚したらさあ、子どもは最低二人はつくろうね! そしたら家族で演奏会がひらけるもんね!」
そしてついに、ルカ君たちが卒業です!
「俺達先にプリーザントビューに戻るけど、翔達も元気でやってよな」
「はい! 先輩!」
翔君、憧れのファルク先輩に抱擁されてうっとり。
美里さんのときより嬉しがってないか……?
エカル君の目の前で、美里さんともお別れのキス。
「……よそでやれないのか?」
美里さん兄弟と最後の晩餐です。
「私達、両親がもういないけど帰る家はあるから、そこに住もうと思うの。大学卒業したら、翔君入り婿よ」
「え? お嫁に来てくれないの?」
「私は長女だから、家を継がないといけないの。ファルクはまだ彼女だっていないし、結婚だってできるか分からないし……」
「姉さん……ひどい」
さて、皆が卒業して、新しい仲間がブント街にやってきました。
勝也君。
聡君弘君の兄弟で、辻井家の照さんとは恋仲です。
達也君。
勝也君の双子の兄弟。
そして、森の妖精さん、フォレスト君。
人外の学生さんです。
そしてフォレスト君の妹ウッドさんです。
以上の四人が新たに加わって、翔君たち学生生活最後の一年間がはじまります。
The sims2プレイ環境
本体+キャンパス+ナイト+ショップ