素也君、今日は麻美ちゃんを家に招待しました。
久美ちゃんが結婚して家を出て以来、彼女の部屋はカラオケルームとなっております。
「麻美ちゃん、相変わらず元気そうだね……」
「素也君もなんだか生き生きしてるよ」
素也君、久しぶりの麻美ちゃんを前にして、緊張気味。
彼はいつだって麻美ちゃんの前に出ると緊張してしまうのですが。
「もう一曲歌おっか」
「そ、そうだね……」
素也君、今日の緊張にはもう一つのわけがあります。
その原因は、この人。
以前お店にお客さんとして来て以来、素也君とは恋人同士だった女性です。
この度、従業員として雇うことになって、ますます会う機会が増えました。
お店が休みの日は家に招待して、一緒にダンスをするほどの仲にまでなっています。
素也君の願望は、彼女のことでいっぱいです。
麻美ちゃんか、ローレンさんか。
素也君、難しい問題にぶち当たってしまったのでした。
とはいっても、彼はロマンス願望。
このまま二人を好きなままでも構わないっちゃあ構わないんですが……。
「もういやだー、こんな毎日!」
社交性ゼロ、内気さMaxの素也君がこの状況に耐えられるはずもなく、ついに逃避。
素也君、この怪しげな機械を使って、自分の生き方を変えてしまいました。
ロマンス願望から、章吾さんと同じ知識願望に変更です!
翌日、お店には、晴れ晴れとした顔の素也君の姿がありました。
生まれ変わって、全てがすっきりしたようです。
まだ迷いはありますが、一人の女性に心を決めたのです。
「お嬢さん、お綺麗ですねー」
女性客にも、気軽にこんな言葉をかけられるまでになりました。
ロマンス願望の時とは違って、裏のない社交辞令ですもの。
翼さんがなにか小うるさい苦情を言ってきましたが……、
「さぁ、お客様の言ってることはよくわかりませーん」
軽くあしらえるまでの肝の据わりよう。
生まれ変わるとこうまで性格が違うものか。
「魚介類の料理などいかがでしょう」
今晩は牛までお店にやってきました。
「やったな素也! とうとう牛まで来るほどの店になったぞ!」
「父さん!」
喜びで抱き合う親子。
素也君も「パブねもす」も、これからが正念場です!
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